オライリーamazonレビュー数ランキング 2023年1月版

コンピュータ関連書籍といえばオライリー。例えば新しい言語などを学ぼうかと思いついたときにまずはオライリーから出版されている書籍探してみたりする。

そんなオライリーから出版されている書籍をちょっと切り口を変えてAmazonの評価から、名著を探してみる。単純に思いつくのが、アマゾン評価がいいものは間違いないだろうと、アマゾンからの購入時の普通の購買行動。アマゾンの評価計算も下記と通りにレビュワーの単純平均ではないと記載があり、アマゾンが正しく評価してみる、、、

評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。

ただ、やっぱりレビュー数が少ないもので星5つ中の4.4となっていても信頼できないのが心情というもの。なので切り口を変えて、レビュー数が100以上で評価が4以上の書籍をピックアップしてみた。ちなみにレビュー数や評価は2023年1月22日現在の値です。

1位 ゼロから作るDeep LearningPythonで学ぶディープラーニングの理論と実装  

1位はレビュー数761で評価は☆4.4、今なおときめくAI入門。発売から名著と呼ばれていたが、発売日が2016年。Deep Learningが話題上がってもう6年も経つのか。レビューも今なお投稿があり、コンピューター関連の書籍はどうしても古くなると内容が陳腐化するが現役。

 

2位 リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)  

2位はレビュー数604で評価は☆4.5。1位でレビュー数は下回っているが、評価はこちらのほうが上。発売日は2012年と10年も前だが、こちらも今なお投稿があり、現役。私も持ってる。プログラマ1年目は必読してほしいと切に願う。

 

3位 Arduinoをはじめよう 第3版 (Make:PROJECTS)

3位はレビュー数411で評価は☆4.0。レビュー数1位と2位と比べると少し評価は低め。毛色は少し異なりArduinoで電子工作要素あり。PCだけに閉じられた世界でなく、実世界の湿度や温度をセンサーで取得してなんかしたいという人向け。いわゆる組み込み系で、手段はいろいろあるがこの手で何からやったらいいかわからんっていう場合にはArduinoは入門としておすすめ。

 

4位 Pythonではじめる機械学習 ―scikit-learnで学ぶ特徴量エンジニアリングと機械学習の基礎  

4位はレビュー数230で評価は☆4.3。1~3位とくらべると4位からレビュー数が200台にぐっと減る。例えば2022年7月発売の22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書) 新書 – 2022/7/6って発売半年経ってないのにレビュー数2057で、評価は☆4.3。技術書の著者や出版社はつらいと思う。日本語でアクセスできる書籍があることに感謝しかない。で、話戻してこちらも機械学習の本。

kenken on Twitter: "先ずは、データ分析・機械学習関連です。 どの書籍も本当に秀逸でした。 上段のオライリー3冊は、基礎を全てカバーできるので必読と思いますね

ツイート等でも機械学習の基礎としておすすめされてます。

 

5位 退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング  

5位はレビュー数215で評価は☆4.3。Pythonを使った自動化処理の本、5位にランクインしたのが意外。この手の自動処理はプログラミング初心者がとりあえずやってみたい、それなりにプログラミングできる人はググって適当にしちゃうぜのイメージがあるが、書籍の価格は¥4070-。タイトルにもノンプログラマーもできる自動化処理プログラミングとある。初心者が手軽に払える金額でもないが、それなりに需要があるということか。今のところ、がっつりプログラミング的な書籍いまだ登場せず。

6位 ゼロから作るDeep Learning ❷ ―自然言語処理

7位 ゼロから作るDeep Learning ❸ ―フレームワーク

6,7位は同時に紹介。6位はレビュー数214で☆4.6。7位はレビュー数138で☆4.4です。1位の続編で少し分野は異なるシリーズもの。すべて同じ著者でDeep Learningが注目されている背景もあるのでしょうが、今回はランク外となっている斎藤 康毅氏が他に執筆や翻訳した書籍も評価は高めなこともあり、信頼のおける執筆者。ただし、私は今だ読んでませんが。

ここまでのランキングで7ケのうち4ケが機械学習関連。今更ですが機械学習の注目度の高さを改めて感じさせられます。

 

8位 プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける 

次こそはがっつりプログラミング本が登場といいたいところですが、8位はプロダクトマネジメントの本。レビュー数は125で評価は☆4.4です。

 

9位 UXデザインの法則 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学  

9位はレビュー数115で評価は☆4.4でデザインの書籍です。出版日は2021年5月ですが、出版日の割には他の書籍と比較して、レビュー数が多めです。また、評価も高い。新し目でレビュー数も多く、評価も高く内容も気になるところ、価格も¥1980-とオライリーの書籍の中ではリーズナブルなので購入してみたい。

10位 Pythonによるデータ分析入門 第2版 ―NumPy、pandasを使ったデータ処理  

10位はレビュー数111で評価は☆4.2。Pythonでよく利用されるデータ分析ツールやライブラリの使用方法をざっと網羅した書籍です。NumPy(数値計算ライブラリ)、SciPy(科学計算ライブラリ)、pandas(データ分析ライブラリ)、Matplotlib(可視化ライブラリ)などPythonでデータ分析に利用するライブラリについてざっと解説をされています。

簡単なデータ分析の実例も数点あり、タイトルにあるようにPythonによるデータ分析入門として、主要ライブラリについてざっと概要を習得できます。

余談ですが、著者はpandasの開発者Wes McKinneyでpandas開発の背景なども少し記載あり。本書は私も持ってます。

11位 Web API: The Good Parts

最後に11位はレビュー数106で評価は☆4.4。この本ですが出版日がおよそ8年前の2014/11/21なんですね。WEBの技術書籍は流行り廃れが激しく、内容が8年も経てば陳腐化する中でいまだにレビューのコメントも高評価でついており、現役で売れ続けている、名著認定。

 

以上がオライリーのレビュー数100以上(2023年1月22日現在)の書籍ランキング。11冊大人買いしてみては?